TRPGをはじめよう 第1回『どんな遊び?』

TRPGをはじめよう

なにかと流行りのTRPG。
一度遊んでみたいけどどんな遊びなのかよくわからない。そういう方も多いのではないでしょうか?
そこで、『いまからでもはじめられる!ゼロから始めるTRPG』の解説をしていこうと思います。

第1回の今回は、TRPGとはそもそもどういう遊びなのか、というところをご紹介いたします。

TRPGってなに?

TRPGは、『テーブル・(卓で)・トーク(話す)・ロールプレイング(役割を演じる)・ゲーム』の略称です。ロールプレイというと、学校や会社の研修などでやったことがあるという人もいるかもしれませんね。
その名が表すとおり、一つの卓を囲んでみんなでわいわいとおしゃべりしながら自分のキャラクターを演じて遊ぶゲームです。
イメージとしては、コンピュータゲームのマルチプレイのようなものです。それを、ゲームソフトではなく、言葉とサイコロ(やトランプなど)を使って遊ぶのがTRPGです。

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GM(ゲームマスター)とPL(プレイヤー)

TRPGは、コンピュータゲームのマルチプレイのようなものだと言いました。では、遊ぶためにはゲーム機やパソコン・スマートフォンが必要なのでしょうか?
いえ、そうではありません。TRPGにおいては、参加者の一人がGM(ゲームマスター)と呼ばれる進行役になります。そして、ストーリーを語ったり、敵の怪物を出したり、時には事件を依頼したりします。
一方それ以外の参加者は、PL(プレイヤー)として各々のキャラクターを担当します。

ときには、「PLの目標はGMを倒すことだ」「GMはサンドバッグをやらされる」という風に勘違いをしてしまう人がいます。
ですがそれは誤解です
TRPGは、GMとPLの全員が協力し、一つの『物語』を作っていく『対等なゲーム』です。

プレイしている様子

ではここで、どんな様子でTRPGを遊んでいるのかを見てみましょう。

ゲームマスター「買い物をしている君たちの前に、小さな女の子が現れたよ」
プレイヤー1  「女の子?ここは広い市場だし、迷子かな?」
ゲームマスター「そのようだね。 『ママがいないの!ねえおにいちゃんたち、ママをさがして!』と君に泣きついてくるよ」
プレイヤー2  「僕のキャラクターは背が高いから、女の子を肩車してあげようかな」
プレイヤー3  「その前に、お母さんの特徴を聞いてあげないと! 『ねえ、お嬢ちゃん。ママはどんな格好をしているのかわかるかい?』」
ゲームマスター「『ええとね、あたしとおんなじおようふくきてるのよ。』。女の子は、白いワンピースを着ていますね。それから話しかけたプレイヤー3は、ちょっと《感知》で判定してもらっていいかい?」
プレイヤー3  「(ころころ、とサイコロを転がす)成功しているけど、どうしたの?」
ゲームマスター「なら気がついたね。この子はどうやら妖精族のようだ」
プレイヤー1  「えっ!こんなところに妖精族がいるのか!?」
プレイヤー2  「妖精族の集落は、もっと別の場所だったと思うんだけど……」

どうやら迷子のお母さん探しは、思わぬ事件への入り口のようですね。
このようにして、GMはPLを物語へと案内していくのです。

終わりに

次回からは、もっと具体的にTRPGの遊び方を紹介していきますね。
まずは、どんなお話が遊べるのか、というところからです。

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