オンラインセッションツール紹介6 どどんとふ

オンラインセッションツール紹介6 どどんとふ

TRPGを遊ぶための環境には様々なサービスがあります。
特にネットを使ってオンラインセッションをするには、ダイスを振るための環境や発言内容を入力するためのチャットツールが必要になります。
今日は、その中の一つ『どどんとふ』を紹介いたします。

オンラインセッションツール紹介1 どどんとふ

注意!

どどんとふは、2020年11月30日をもってすべてのサービスを終了します。
これからTRPGをはじめる方には、別のセッションツールを利用することを強く推奨します。また、現在どどんとふを利用されている方も、他のセッションツールに移動することを検討してください。
この記事は、どどんとふの後継して開発された様々なツールを比較検討するための基準として、またどのような機能があったのかというアーカイブとして利用するために作成されました。

 

概要

どどんとふは、たいたい竹流(Twitter:@torgtaitai)氏によって開発された、オンラインセッションツールです。はじめはダンジョンズ&ドラゴンズのマップツール『どどんと』として開発されました。その後、Flashに移行することをきっかけに末尾にFをつけて『どどんとふ』という名前になりました。
Adobe Flashを使用しているため、Adobe社のサポートが終了する2020年末をもって終了します

主な機能

  • マップ機能
  • 立ち絵表示
  • トランプ/カード機能
  • システム固有ダイスボット
  • チャットパレット
  • 秘密会話
  • ダイスプロット
  • 共有メモ
  • BGM

これらの機能について簡単に説明していきます。
一部の機能については、詳しい説明がこちらの記事に記載されています。

マップ機能

ボードやトークン・チットを卓上に置くことができます。
それぞれのユニットがどこにいるかということを表したり、地図やダンジョンの様子を表示したりと、多彩な使い方ができます。

立ち絵表示

発言時に、キャラクターの一枚絵を表示することができます。
コンピューターゲームのような演出を行ったり、臨場感を楽しむことができます。

トランプ/カード機能

TRPGシステムによっては、トランプを使用するものもあります。もしくは、独自のカードセットが必要になるゲームもあります。
この機能を使うと、それらのゲームもプレイすることができます。マップ機能と合わせて使うと、より手札の管理がしやすくなります。

システム固有ボット

ダイスによる判定方法は、TRPGシステムによって異なります。また、システムによっては表を参照する必要があるゲームもあります。
これは、ゲームごとに指定された入力方法を行うことで、出た目から自動的に結果を求めることができる機能です。
どどんとふでは、TRPG用ダイスロール処理システムBCDiceを利用しています。

チャットパレット

よく使う宣言内容をあらかじめ登録しておくことで、簡単な操作で呼び出すことができる機能です。ダイスを振ることや、ダイスボットを併用することもできます。
攻撃宣言や決め台詞など、様々な場面で利用できます。

秘密会話

指定した特定の参加者にだけ見えるチャットを行うことができます。
GMが特定のPLにだけこっそり情報を渡したいときや、PVP(プレイヤーバーサスプレイヤー。PL同士で対戦する形式の遊び方)などで作戦を知られたくないときなどに利用できます。

ダイスプロット

ダイスの目を選んで伏せておくことができます。
予め宣言した内容を一斉に公開できるので、行動順や宣言順などの決定に使われることもあります。

共有メモ

常に確認することができるメモです。
全員が常に確認することができるため、必要な情報を探すためにログをさかのぼる必要がありません。主に共有情報などを置いておくために使われます。

BGM

その場面で流したいBGMを流すことができます。
ただし、参加者の環境によっては音が流せないこともあります。利用する場合は、卓の全員に確認をとってから行いましょう。

終わりに

どどんとふは、国内のオンラインセッションの普及に大きく貢献したツールと言われています。
Flashともに終わりを告げるどどんとふの後継として多くの国産後発ツールが作られてきたことからも、それはうかがえますね。

カテゴリ:セッションツール

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