コラム　オンラインセッションツールで多く使われている機能

オンラインセッションツールの機能は、人気の機能については多くのツールで実装されています。
しかしその反面、しばしば「独自の機能は詳しく書いてあるけれど、いろんなツールで実装されているものに関してはあまり説明されていない」ことも発生します。
また、はじめてオンラインセッションツールを使う人にとっては、どれが『よくある機能』なのかわかりません。

ここでは、オンラインセッションツールの機能の中でも、多くのツールに実装されているものについて、詳しい解説をしていきます。
具体的な使い方や細かい差異については、ツールごとの解説をご覧ください。

この記事の目次

1 一覧
2 終わりに

一覧

マップ機能
立ち絵表示
トランプ/カード機能
システム固有ダイスボット
チャットパレット
秘密会話
ダイスプロット
共有メモ
マクロ

マップ機能

テーブルの上に置いた、大きな地図をイメージしてください。
その上に、駒やマーカーなどを置くことができる機能です。
キャラクターがそれぞれどこにいるかを表したり、地図を表示したり。様々な形に応用できる機能です。
ゲームによっては、専用マップやボードをつかうこともできます。

立ち絵表示

コンピュータゲームのように、会話しているキャラクターの絵を大きく表示させる機能です。
今誰が話しているのかわかりやすくなり、見た目も華やかになるのでゲームも盛り上がりますよ。

トランプ/カード機能

TRPGによっては、トランプや独自のカードセットを使用するものもあります。これらのゲームは、そのままではオンラインで遊ぶことができません。
この機能は、そんなトランプやカードセットを使うためのものです。
もちろんトランプゲームやタロット占いと言った、TRPG以外のことも遊べますよ。

システム固有ボット

ダイスによる判定方法は、TRPGシステムによって異なります。また、システムによっては表を参照する必要があるゲームもあります。
これは、ゲームごとに指定されたダイスコード（入力方法）を使うことで、自動的に結果を求めることができる機能です。
ダイスコードはシステムによって異なりますが、多くの国産ゲームではBCDiceを使用しています。
詳しくは、利用する卓ごとの仕様を確認してみましょう。

チャットパレット

よく使う宣言内容をあらかじめ登録しておくことで、簡単な操作で呼び出すことができる機能です。攻撃宣言や決め台詞など、様々な場面で利用できます。
もちろんダイスを振ることもできます。
特に、頻繁に使う技能や戦闘中のコンボなどを入れておくと、非常にスムーズですね。

ただしゲームによっては、仲間の支援行動などで判定値が変わる場合もあります。
チャットパレットでダイスを振る場合は、発言する前に一度確認してから動くようにするといいですね。

秘密会話

指定した特定の参加者にだけ、こっそりとチャットを送ることができます。
『GMが特定のPLにだけ情報を渡したい』『PVPで作戦を知られたくない』『GMがサブマスと相談したい』『TRPGに不慣れなのでサポートに付いてほしい』。
その他、いろいろな用途で使えますよ。

ダイスプロット

プロット（plot）とは、『置く』『描画する』という意味です。また創作においては、物語のあらすじや要約のことをさします。
TRPGにおいて「プロットする」と言った場合は主に、「あらかじめ決めた宣言内容を伏せて置くこと」を指します。
ダイスプロットは、参加者それぞれがダイスの目を伏せて出すことを言います。
これはその後一斉に公開することで、行動順や宣言順などの決定に使うゲームがあります。