『灰色城綺譚』の大ボリュームサプリメント&シナリオ集
──夜は長い 語らう時間はたんとある
リプレイ『遺されたもの』
収録シナリオ『遺されたもの』のリプレイを掲載!
■あらすじ
亡くなった領主を弔うために「祖先の城」、孤島に建つストームホールド城を訪れた一族。
家督を継ぐはずだった長兄ロバートが晩餐の席で不審な死を遂げ、灰色城の悪意がにじり寄る。
城に取り残されたのは、双子の兄弟リチャードとジョシュア、末の妹アリス、そして管理人のデリック。
疑心暗鬼に翻弄される物語の行く末は――?
新作シナリオ
- 遺されたもの
- 生き写し
- うつろいゆく伯爵
- アンリエットのランプ
- 望嵐館事件
- 花園の小さな城
- 剣よさらば
- 灰色の巨人たち
- 夜はいざなう
追加ルール『シナリオ作成の道具箱』
事実を含む囁き
【囁き】とは基本的には「すべて主観であり事実ではない」とされている。
しかし、この追加ルールを採用すれば【囁き】の中に「事実」を含ませることできる。
「ここはシナリオに従ってほしい!」というポイントをシナリオに設定することで、シナリオ作成時にドラマチックな展開を狙いやすくなるだろう。
怪物同盟
通常、「怪物化」を含む【囁き】を持つPCは1人だが、「怪物同盟」は複数のPCに「怪物化」を含む【囁き】を設定できる追加ルールだ。
GMの兼任を前提とするPC
元々、PCの1人をGMが兼任するルールはあるが、このルールでは「最初からGMが兼任することを想定したシナリオ」の作成が認められる。
シナリオのすべてを知っているGMがPCとして参加する前提であれば、より複雑な内容のシナリオを作成することができるだろう。
囁きを持つNPC
NPCは通常【囁き】を持たないが、このルールではシナリオにおいて重要なNPCに【囁き】を設定できる。
NPCはGMの操る第4のPCとして振る舞い、展開を左右することができるようにもなるだろう。