歳月は飛び去る枯れ葉のごとく。
すべては暗闇のうちにあり、すべては沈黙に包まれている。
君は飾られた石棺の前に立ち、考えることも呼吸することもなく、寝ずの番をする。
そうするよう課せられているのだ。名前を思い出すことはあたわず、それでも見張りを続ける。
骨から肉が剥がれ落ちてしまうが、それでも見張りを続ける。
そうしてある日、灯りと動くものが現れ、君は逆棘の付いた斧の重みを手に感じて、盾を持ち上げる。
闘いに餓え、墓荒らしの血気盛んな小童どもと自らの技量を比べたくてたまらない。
もはや君が命を取り戻すことなど起こりえないのだが、この瞬間、すなわち墓所への冒涜と侵入者の破滅との間に起こる混乱に身を置くとき、君は間違いなく生きている。
そして、自らがかつてどのようなものであったかを思い出し、在りし日を追想するのだ。
必要なもの