●追加キャラクターデータ
基本ルールよりも細分化して具体的にした「旅の目的・表」と「ふたりの関係・表」。
より細かく具体的に、キャラクターの目的や関係を決めることができます。
「守護魔女と加護」「経験と特技」も追加。
「運命の守護魔女」や「夢の守護魔女」「お菓子の守護魔女」など。経験も「金持ち・道楽生活」から「庭師」「空想家」などが増えました。
魔獣キャラ用の「特殊異能リスト」も追加。
自分のちからが弱いけど相方を助けるのが強い「サポート」。アイテムを取り出す「魔法のポケット」。水や火、草木など、特定のものとリンクして、魔法空間を持つことができる「領域」など。
さらに多彩なキャラクターが作成可能になります。
●追加サンプルキャラクター
「魔女の子」と「魔獣」それぞれ6ずつ、合計12の新しい「サンプルキャラクター」がイラスト入りで新登場。
- 「学割ス魔法(マホ)使い」(不思議な力をもった愛用のスマホを手に旅に出るフツーの学生)
- 「見鬼(けんき)の子」(霊など「ふつうのヒトには見えないもの」が見える不思議な能力をもつ)
- 「魔法のパティシエ」(お菓子をつくることが魔法。おいしいお菓子と幸せのため旅をします)
- 「運命の魔女占師」(運命の魔女の加護を持つ占い師。未来を知るだけでなく変える力も)
- 「魔法の絵描き」(絵を描くという魔法を使う魔法画家。よりよき絵のために旅をします)
- 「魔法のアクトレス」(「演じる」という魔法をつかい、さまざまな能力も発揮します)
- 「ちいさな守護獣」(自分自身は小さな生き物だけど、相方を助ける力を持ちます)
- 「かつての大妖狐」(力が弱まり、小さな狐になった魔物。《封印されし力》を持ちます)
- 「魔法のポット」(生きているポット。魔法でお茶やお菓子を出してふるまえます)
- 「魔法の鏡」(意識を持った鏡。《領域:鏡》を持ち、周囲の鏡に映ったものを見ることも)
- 「夢みる人形」(ヒトにあこがれる人形。旅のなかで次第にヒトになっていきます)
- 「魔物になりゆくもの」(呪いで怪物になりかけた人間。変異しつつある体で旅をします)
●追加・選択ルール
「キャンペーン・プレイ増補」は、基本ルールの「キャンペーン・プレイ」のさらなる説明で、長く旅を続けるキャラクターについて詳細に語るほか、キャラクターが脱落するときや、ほかのキャラクターと相方を組む場合など、実際のプレイでありうるケースについて、解説しています。
「ワールド・ルール」は、天候がきびしい場所や、荒廃した世界、魔女・魔獣が特別視される場合などの「きびしい環境」や、より詳細にお金をあつかうための「経済ルール」などを紹介。
「選択ルール」は、「正体をかくす/ばれる」や「相方と離ればなれ」など、特別な状況をあらわすためのルールを掲載しています。
●「現代日本」を扱う
「現代日本」のキャラクターで異世界へ旅に出たり、「現代日本」(あるいはそれに似た世界)を背景世界に『魔女と獣とふたり旅』でゲームをするための方法をガイドしています。
現代日本に対応した「守護魔女と加護」「経験と特技」のリストも掲載。「電子の守護魔女」「陰陽(おんみょう)の守護魔女」や「映画の守護魔女」「郵便の守護魔女」など。経歴も「寺・神社での生活」から「私立探偵」や「動画配信者」など、現代日本ならではのものが用意されています。
また、新しいサンプルワールドとして、魔法のある現代の世界「魔女が見守る碧(あお)き星」も、紹介しています。
●追加シナリオ
新しいシナリオも、4本掲載されています。
「夜祭りと迷い子」(シナリオ値:2):
3種類の真相が用意され、現代日本でのプレイにも適した、味わいある小さなシナリオです。
「雪のなかの温泉」(シナリオ値:3):
寒さのきびしい場所での旅。はたして温泉はあるのでしょうか。「きびしい環境」ルールを使用します。
「走れ、魔女ズ」(シナリオ値:3):
邪知暴虐(じゃちぼうぎゃく)の王の難題。太宰治の『走れメロス』を元にした、異色のシナリオです。
「人気作品と黒い魔力」(シナリオ値:4):
人気作品の限定商品を買いにいったら先で起こる魔法の災厄。ナラティブ・プレイで「人気作品」の内容もゲームのなかで決める、「現代日本」でプレイするのに適したシナリオです。