新クトゥルフ神話TRPGのシナリオ集
表題作『昏き途の契約』はCovid-19が猛威を奮った2021年の日本が舞台のシナリオです。
他2篇は、1920年代のアメリカ、及びアルジェリアを舞台としています。ラヴクラフトを始めとした原作小説群を意識した内容になっています。
いずれのシナリオもハンドアウトに従って探索者を作成します。
掲載シナリオの詳細は次の通りです。
昏き途の契約
舞台は現代日本。令和3年の春頃を想定しています。
一年前から世界中で猛威を振るい始めたCovid-19の勢いは留まるところを知らず、様々な混乱を引き起こしていました。
探索者の内の一人は、そのあおりを受けて就職に失敗した若者です。
仕方なく故郷の隠岐に戻った彼/彼女は、実家の蔵で奇妙な木像のような物を手にしてから、恐怖の神話の世界へと足を踏み入れてしまいます。
立ち上がれ! ボクらのラヴクラフト
舞台は1926年頃のアメリカです。
ただ、探索者の内の一人は現代日本人で、何故かその精神だけが過去に飛ばされて、ラヴクラフトの体に憑依してしまいます。
このままでは、ラヴクラフトの名作は生まれなくなってしまうでしょう。
シナリオの最終目的は、ラヴクラフトの体から探索者を追い出すことです。
夜鬼のキャラクターを遊ぶルールを搭載しています。
双色堕落像
1920年代のフランス領アルジェリアから始まる物語です。
探索者たちは、その地で活動するマフィア崩れですが、とある遺跡を探索することになります。
各探索者には表向きの顔とは別に裏の目的があり、共闘しつつも自分の真の目的を果たす機会を窺うことになります。
裏の目的を渡すタイミングも特殊で、ちょっとしたギミックを楽しむ内容になっています。