『ほうかご探報』について
『ほうかご探報』はオカルト事件、
それに対する推理や謎解きをテーマにしたゲームです。
そしてそれと同時に、協力のゲームでもあります。
プレイヤーである参加者は、テーマにそった物語をみんなで協力しあって作り上げることになります。
参加者が演じるキャラクターは中学生で、
科学を信じるかオカルトを信じるか、
もしくは学校生活のことなどで対立するかもしれません。
しかし参加者は違います。
参加者全員が協力しあってゲームマスターとしての役割を担いながら、
時にキャラクターたちの友情の物語を、
時にキャラクターたちの対立の物語を、
一緒になって紡いでください。
参加者は物語に介入する権限を平等に持ち、
紡がれた物語に対しての責任を平等に負います。
プレイの概要
このゲームでは、シナリオに相当するものを【取材対象】と呼びます。
【取材対象】には4種類の【要素】が数多く用意されていて、
引かれたトランプの札で、どこで何が起き、誰と出会い、
どんな証拠が手に入るのかが決まります。
ゲームは、どの【取材対象】で遊ぶのかを選ぶところから始まります。
ゲームは【導入】、【調査】、【解決/執筆】から構成されています。
【導入】は、【取材対象】の冒頭に書かれた情報を読み上げ、
現在の状況を把握するためにあります。
【手がかり】の捜索は行われません。
現状を把握し最初の【場所】に移動すると決めたら【導入】は終了です。
【調査】に移ります。
【調査】が、ゲームのメインパートです。
いくつもの【シーン】から成り立ち、
【場所】を移るごとに【シーン】が切り替わります。
様々な【場所】で謎を解き明かすための【手がかり】を集めましょう。
充分な【手がかり】を集めたと判断したら【調査】は終了です。
【解決/執筆】に移ります。
【解決/執筆】で、今まで集めた【手がかり】をもとに自由に話し合ってください。
筋道が通ったのであれば、最後にそれが正しい答えかを決める判定を行います。
判定に成功すれば、その推理が正しい答えとなります。
失敗すれば、【手がかり】を列挙しただけの中途半端な発表を行うことになります。
必要なもの
- ルール&シナリオ:本書
- プレイブック:本書からコピー可
- 参加者:2~5 人
- 時間:およそ2 時間
- トランプ1 組
- 6面体サイコロ(3 個あれば充分)
- 情報カード(20~30 枚ほどあれば充分)か情報管理シート
- 筆記用具
内容物
- ルールブック(表紙広告込み164ページ)