1.『最後の竜殺し ― The Last Dragon Slayer ―』
喪え、嘆け、最後の竜殺しよ
生きよ、歌え、最後の竜殺しよ
たとえすべてが消えゆくとしても
君は最後の竜の死を看取り、その身に不老不死の呪いを受けた『最後の竜殺し』となり、望むと望まざると、100年を生きることになる。
君が生きる100年の間に、世界からは徐々に魔法が消え去り、世界のありようも変容していく。
君も、かつて君自身を形作っていたものを次々と手放していくことになるだろう。
これは喪失の物語だ。
その果てに、君に残されるものとはなにか、それともなにも残されはしないのか?
君はその問いかけに答えなければならない。
2.『ドリームランドのカモメは歌う ― Where Seagulls Sing in Dreamland ―』
願え、歌え。それは魔法の言葉となる。
君は『ドリームランド』と呼ばれる広大なゴミ捨て場を訪れた人物である。
この場所には願いを叶えてくれる『竜の骨』があるという噂があり、君はそれを求めてこの場所を訪れた。
つまり、君にはそれにかけるべき願い――おそらく強い願いだ――があるということだ。
君は、君の前に現れたドリームランドの案内人の少女〈カモメ〉と共に、このゴミ捨て場の奥地にあるという『竜の骨』のもとまで旅していくことになる。
君たちはドリームランドの驚異と出会う。そして、君は少しずつ、君自身のことを語っていくことになるだろう。
『竜の骨』に辿り着いたとき、君が願うこととはなにか?
それは最初に抱いていた願いと同じかもしれないし、別のなにかかもしれない。