本書の内容
本書は、1920~1930年代の日本、そして東洋を舞台に
”クトゥルフ神話TRPG”(および”コール オブ クトゥルフd20”)をプレイするための資料、ルール、ガイドラインとなるものだ。
資料は基本的に1923年の関東大震災以降1934年ごろまでの約10年間を扱っている。
そして当時の探索者の視点に立ち、探索者の行動にとって重要な項目に、解説の重心が置かれている
第1章 1920~30年代の日本
帝都東京を中心に、当時の日本の社会、生活、交通、周辺諸国などを紹介。
当時の探索者のロールプレイには必須だ。
情報源、法律、病院、軍事機構などの解説はクトゥルフ神話に立ち向かうためにはぜひ学んで空きたい。
そして年表やアジアのオカルトにはクトゥルフ神話の影が潜んでいるに違いない。
第2章 新しい探索者
”私立探偵”、”記者”、”大学教授”といった”クトゥルフ神話TRPG”でおなじみの職業を日本化。
また”高等遊民”、”特高”、”女給”など当時の日本独自の職業も追加され、29種の職業を選ぶことができる。
ルールでは柔道、合気道、空手など〈武道〉技能が加わって、新しい探索者のスタイルが楽しめるだろう。
新しい武器類も追加された。
第3章 シナリオ
当時の日本と南洋を舞台にしたシナリオを3本収録。
- 摩人琥浅草十二階
- 銀座うずまき
- ポナペの摩人琥