付録ゲームは「ヴュルツブルク(Wurzburg)」
1970年代にアメリカを中心とする西側諸国陣営とソビエトを中心とする東側陣営が激突したら?
という第三次世界大戦のきっかけとなり得る仮想設定をテーマにした対戦型の作品になります。
本作は1975年にSPI社から発売された『Modern Battles』に収録されていた作品のひとつで、
現代戦を扱うゲームが4in1(クワドリ)で入っていた作品でした。
ドイツ南部のヴュルツブルク近辺の地形を再現した
マップで両陣営の部隊を大きく展開させ雌雄を決するゲームです。
100個に満たないユニット数ながら作戦級ゲームの良さを十二分に味わうことができます。
シナリオは4つ準備されており、様々なシチュエーションにおいて
ヴュルツブルク周辺で発生するであろう状況を再現できるようになっています。
システムはマスト・アタックをベースにしたオーソドックスなシステムで、
ウォーゲーム中級者からベテランでも楽しめ、新たな発見を見出すことができる古典的な作品と言えます。
付録ゲームに合わせて本誌でも現代戦テーマのゲームの紹介や
冷戦下の状況をテーマにした『F-16』のシナリオも準備されています。
内容物
- 駒1シート(15mm角120個)
- マップ1枚(A1判1枚)
- チャート2枚(A4判片面カラー)
- 『F-16』用航空機データカード2枚(B6判)
- ルールブック1冊(モノクロ12ページ)