名農家は目利きも名人!
『キャベツ鑑定』はルールの簡単な「競りゲーム」です。
キャベツ農家になって、ガッポリお金を稼ぎましょう!
ただし、あなたが市場に出荷するキャベツは、良いものばかりとは限りません。
悪いキャベツを出荷したことが分かったら、罰金を払わなくてはなりません!
はたして、上手くキャベツを売り抜けるのはどのプレイヤーになるのでしょうか?
ゲームの流れ
0.勝利条件
ゲームは10ラウンド行ないます。
10ラウンド目が終了した時点で、一番多くコインを持っているプレイヤーが勝利者です。
1.準備
各プレイヤーはカード5枚とコイン200点分を受け取って下さい。コインはついたての裏に隠します。
その後、各プレイヤーは受け取ったカードを裏向きのままシャッフルし、横一列に伏せて並べます。
カードの内容は、自分だけコッソリと確認してください。ゲーム中、何度確認しても構いません。
(各カードは出荷するキャベツを表しています。
各プレイヤーの受け取るカードは+20、+10、-10、-20、-30を1枚ずつ、計5枚です)
2.ゲーム開始
準備ができたらラウンドを開始しましょう。
1ラウンドにつき、使用するカードは1枚だけです。
カードは左はしから順に使用してください。
つまり、1ラウンド目は左はし、2ラウンド目は左から2番目、3ラウンド目は中央のカード……という具合です。
(5ラウンド目が終了したら、再度シャッフルしてカードを横一列に並べます)
プレイヤーは、このラウンドに使用するカードを(1ラウンド目なら一番左はしのカード)をテーブル中央に出します。
3.競り
プレイヤーは、自分以外のプレイヤーが使用したカードをめくる権利(=出荷したキャベツを鑑定する権利)を競ります。
ジャンケンなどでスタートプレイヤーを決めてください。
競りは時計回りに進みます。
スタートプレイヤーは1以上の好きな金額を宣言します。次のプレイヤーは直前のプレイヤーより高い金額を宣言するか、パスします。
最後までパスしなかったプレイヤーが競りに勝ちます。
4.キャベツの鑑定(カードをめくる)
競りに勝ったプレイヤーは、最後に宣言した金額のコインを銀行に支払います。
その後、キャベツの鑑定を開始します。
他のプレイヤーが使用したカードを1枚ずつめくってください。
カードが-10~-30なら、数値分のコインを相手から受け取ります(出来の悪いキャベツを出荷したことへの罰金です)。
+10、+20なら、逆に相手にコインを支払わなければなりません。
めくったカードが+20の場合は、そこで鑑定を終わります。
それ以外のカードだった場合、続けて他プレイヤーの使用したカードをめくり続けることができます。
鑑定の例 その1)
キミ以外のプレイヤー4人は、すべて-30のカードを使用していた。
キミはすべてのカードをめくり、120点のコインを得た。
鑑定の例 その2)
キミがめくったカードは、
- 1枚目:+10
- 2枚目:+10
- 3枚目:+20
だった。
キミは1枚目の相手と2枚目の相手にコイン10点ずつ、3枚目の相手にコイン20点を相手に渡し、その時点で鑑定を終了した。
5.鑑定の終了
「すべてのカードをめくった」「+20のカードをめくった」もしくは「自分から鑑定のストップを宣言した」場合、その時点で鑑定を終了します。
6.カードを列に戻す
鑑定の結果、表になったカードはそのまま列に戻します。
鑑定されなかったカードは裏のまま列に戻します。
(表になったカードは、次ラウンド以降のカードを予想するのに役立ちます)
7.ラウンド終了
これでラウンドを終わります。
(2ラウンド目以降は、鑑定したプレイヤーの左隣がスタートプレイヤーになります)
10ラウンドが終了した時点で、もっとも多くのコインを残していたプレイヤーの勝利です。
ヒント
ヒント1
自分のカードを表にされない(=他プレイヤーに情報を与えない)ことも重要です。
+10や+20のカードが早い段階で表になってしまった場合、後のラウンドでは攻撃の対象にされ続けるでしょう。
競りに勝てば、自分のカードをめくられることはありません。
ヒント2
-30のカードを使用するラウンドはなるべく競りに勝つべきです。
逆に+20のカードを使用している時は、なるべく他プレイヤーにめくらせたいでしょう。
もちろん時にはブラフも必要です。
ヒント3
「競りに参加しない方が有利だ」と思うのは間違いです。
相場を把握すれば、引くべき時と押すべき時が見えてきます。
とはいえ、押し過ぎれば自爆するのは確かですが……