『クトゥルフ神話TRPG』のシナリオ集
暗い暗い海の底、誰かの想いが静かに響く。
探索者は聞いてしまうだろう、その嘆きを、痛みを、哀しみを。
しかし決して振り向いてはならない。日常という現実に戻りたいのであれば。
水底の残響
探索者一行は海上自衛隊の最新護衛艦『きい』の一般公開に参加していた。
最新の護衛艦を堪能する一行であったが、途中護衛艦内とは思えない謎の通路に迷い込んでしまう。
今来たはずの道は立ち塞がり、戻ることは叶わない。
そんな中、通路を進んで現れた扉、その先で目にしたものとは。
生命の樹
ある日、探索者の友人である大学の考古学教授『井関』が行方不明になってしまう。
教授の足跡を調べた結果、教授はどうやら群馬県の山奥に向かったらしい。
教授を追って辿り着いたその地で探索者たちは不思議なものを目にする。