収録シナリオ
・拝啓、亡き母へ 作者:DU@
舞台は現代日本。
探索者の母親は長年患っていた癌がこれ以上改善しないことが判明し、退院することとなった。
退院の日、彼女から「私はもう長くない。最後に自分の故郷の久々利村に行きたい。」と告げられるが…?
双子探索者限定シナリオ。プレイヤーの倫理観にひどく左右されるシナリオになります。
・フロムアンダーグラウンド 作者:アノマロ
探索者たちは共通の友人からの依頼で「中野宮子」という女性の相談に乗ることになった。
1週間ほど前から、宮子は覚えのない小さな子供に付け回されているのだと言っているらしい。
この仕事は単なる悩み相談であり、報酬などが得られるようなものではない。
探索者は困っている他人に積極的に援助する親切心か、謎や怪異を放置してはおけない探求心を持った人間でなければならない。
・彼岸に此の世は花嵐 作者:じゃこ缶
シナリオの舞台は現代日本の都市、名古屋。
探索者らは親友である。さらに『桜井 湊音(さくらい みなと)』という24歳の女性とも並々ならぬ関係にある。
頻繁に4人で遊びに出かけるような間柄であることが望ましい。
集合時刻になった頃、探索者の元に一本の電話が入る。
その主はアパート『ひまわり荘』の大家だ。
彼は一週間前に警察から桜井 湊音の失踪についての話を受けたのだが、その件に関して彼女の両親に電話しようとも連絡が付かないため、部屋にあった適当な番号に電話をかけたというのだ。
・人の目をした怪物 作者:一乃瀬
昭和初期に国鉄が新潟県まで延線された。
今まで未開の地であった新潟に気軽に足を運べるようになったのだ。
探索者たちは好奇心から旅行に行くことにした。
・涙さえ燃えている 作者:カラーテレビ
探索者のうち一人(おそらく探偵である)のもとへ、長野県那須市の古舘法律事務所に所属する弁護士の和歌山裕太郎から
「近頃、犬神家に容易ならざる事態が起こりそうなので調査してほしい。詳しいことはこちらで話したい。宿泊先は長野県那須市にある那須市ホテルにしてもらいたく、到着次第こちらに電話をかけて欲しい。乱筆乱文失礼つかまつる」
という内容の手紙と「犬神嘉兵衛伝」という本が送られてくる。