悲劇は血と運命の糸によって織り上げられる。
白亜の都の片隅で、幼き異形の灯が消える
漆黒の魔手から受け取った、幸福の代償はあまりにも重い
実りて堕ちる穂を、さぁておくれて闇が吟う
哀れ者の断末魔が刈入れの夜を満たす頃
赤惨に欠けゆく己が淵で、もはや色なき獣は吼える
──あぁ、されど
たとえ我が身が果てようとも、この夜を奏でるのは貴様にあらずと
リプレイ&データブック第四弾が登場!
本書では、左の地の陰に蠢く異形、悪、異端─それらが織りなす悲劇をテーマとした1冊となっている。
掲載されるリプレイ「終曲の月に虚獣は吼え」では、PCの異形化という結末が予め確定しているという特別な演目をプレイ。麗しき破滅の過程を哀しくも鮮やかに紡ぎ出します。
追加データには、経験点60点を使用して作成された、高レベルクイックスタートのサンプルキャラクターを10体。特技データも既存22種すべてのクラスに追加されている。
その他、高レベル用のボスキャラテンプレート、左の地についての解説や追加パーソナリティも用意されている。
さらに演目もまた悲劇的な結末が約束されたものとなっています。